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永遠の記憶 [日々徒然]

前述ですが、元日に父方の叔母が亡くなりました。

4日以降かなぁと思ってましたが
3日がお通夜(パニヒダ)で4日が告別式ということになりました。

叔母はクリスチャンだったので
お式は全部御茶ノ水の教会で行いました。
まぁ知ってる人はすぐにわかると思いますが
あの有名な教会です。

なんというか歴史を感じる荘厳な建物で
いたるところにキリストの絵が描かれていました。
普通のカトリックやプロテスタントではなく
ロシア正教の教会なので、装飾も独特ですごかったです。
全体的にゴシックっぽい雰囲気です。
十字架も普通のではありませんでした。

お通夜では神父様がお祈りを捧げ
お香の入った鈴のようなものをお棺の周りを回りながら
鳴らし、聖歌隊が歌います。
参列者はみんな黄色い蝋燭を持ち、立式です。
お祈りが終わるまでその蝋燭の灯を消さないようにします。

叔母は結婚式もこの教会であげたそうです。
お葬式も全く同じ場所というのが運命的にも思えました。

そして結局
親族の中で私だけが大泣きして兄に慰められる始末。
翌日の告別式も全然ダメでした。
写真を見て、お顔を見るとどうしてもダメだぁ。

去年の夏に祖父が亡くなって喪中なのに
不幸は重なるものです。
祖父は大往生でどちらかというと明るい式でしたが
叔母はガンと闘病の末の最期だったので悲しいです。

いつか会いに行こう。
まだ元気だ。
なんて思っているうちにいなくなってしまう。

なんで会いに行かなかったんだろうとか
もっといろんなことを話したかったとか
たくさんの後悔だけ残る。

でもお通夜の時、神父様がこう言っていました。

* * * * *

彼女のお顔を見てください。
とても穏やかなお顔をしています。

人は自分が眠っている時に
どんな顔をしているのか、自分の目で見ることはできません。

だから眠っている時の顔というのは
その人本人も知らない、本当の顔なのです。

穏やかなお顔をしているということは
彼女の人生が、幸せなものであったことの証です。

だから皆さん
これから主の元へ旅立つ
彼女のお顔を見てあげてください。

* * * * *

確かに叔母は本当に穏やかな顔をしていたので
神父様が言ったとおりであればいいと
心から思います。

正教のお祈りは何度もこう繰り返します。
「永遠の記憶」
叔母のことは忘れません。

ちょっとしんみりしつつ。
叔母が天国で安らかでありますように。

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